
合皮の貼り替え注意点
今回は合成皮革が劣化して、特に裏底地には、粘りがあるために貼り替えのご依頼です
天の生地は粘りがあり、崩壊寸前です
前緒は芯縄を本麻に交換して、作り替えします↓
すべて解体した状態です↓
台の部分の桜柄は、鼻緒の表と同柄ですので、なんとか再利用したい部分だったのですが
全く強度がないために、台は桜柄の中段も含めて、3段すべて張り替えることになりました。
①天(お足を乗せる面)の貼り替え ②巻き(台の周囲)の貼り替え ③前緒の作り替え ④裏底地を革生地で作り替えて完成です
鼻緒の表生地は再利用しましたが、弱っていますので、風通しの良い環境に置いてください。
紙箱・木箱には入れずに、底に木切れを敷いて風が通るように↓
この度は、ご用命ありがとうございました。