よくある質問
━ アフターケアとレンタルの相談 ━
Q1 お母さんの振り袖を着たいけれど、昔の着物は野暮ったいですか?
A いいえ、お母様の着物を代々受け継ぐ事は、「祝いを重ねる」と言って、とても縁起のいい事です。お母様の時代の振り袖は、今では手に入らない高級品です。
確かに、帯や着物にも流行はあります。しかし、その古さを生かして今風に仕上げるのが専門店のアドバイザーです。また、着物は少々のサイズの違いなら兼用できますが、お母様と貴女様にあまりにも体形・身長差があると、着くずれしやすくなったり、手首が出たり、逆に被ってしまったりします。かっこよく着こなすために、お手入れや仕立て直しが必要な場合もあります、そんな場合も貴女にピッタリのサイズに近づけるよう努力いたします。ご安心ください。
A 着物と帯をお持ちで、草履・バッグ・帯揚・帯〆といった和装小物を見に来られる方もたくさんいらっしゃいます、小物によって雰囲気も大きく変わります。また、行かれる場所によるコーディネイトもご相談ください。適切なアドバイスをさせていただきます。
A さかい呉服店では着付けに必要な小物全てをご用意しており、フルセットプランで安心して成人式をお迎えいただけます。
A 着用後のお手入れやクリーニングは不要です、そのまま宅配便で(料金着払い)でご返却ください。
A 成人式の1年前に当たる1月~3月にご来店いただくお客様が一番多くいらっしゃいますが、一年半以上前からお選びいただく方が年々増えております。
常に最新柄をご用意しておりますので、お早目のご来店をお勧めいたします。
A 購入後・着用後など、わからないことがあったら、すぐに気軽に相談に行ける近くのお店をお奨め致します。また、通信販売のパソコン画面やカタログで選んだものが届いたら、サイズが合わなかったり、雰囲気がちょっとガッカリなんてことも。リアルショップがお奨めですね。
A 必ずではないですが、事前にご予約いただくと、お待たせせずにご覧いただけます。
Q8 お店には、カタログやHPに掲載の振り袖以外にもありますか?
A さかい呉服店では、すべて実物をご覧いただきたい為、カタログは置いていません。HP掲載の商品はもちろん、それ以外にも色柄豊富に内容を充実させて取り揃えております。
皆様のご希望に合わせて、振袖選びのお手伝いをさせていただきます。
A 下見だけでも、もちろん大歓迎です。振袖選びに下見は大事です。ご納得いただけるまでご検討ください。振袖選びの店の候補の一つに入れていただければ有難いです。
A 一生に一度の大切な振袖選びですので、1~2時間を費やして試着されるかたが多いです。もちろん、試着だけでも大歓迎です。
A 色・柄・価格など種類豊富な振袖ですが、やはり一番はご自身が気に入ることが大切です。たくさんの試着の中で、直感的にピンと感じる一枚が見つかります。
A 振袖は成人式以外にも、謝恩会・親戚や友人の結婚式など着る機会はたくさんあります。格式高い振袖はどんなフォーマルシーンにもふさわしいのはもちろん、お正月やお食事会などいろんな場面で着ていただけます。
A さかい呉服店では、振袖お買い上げ特典として、お買い上げから10年間はお手入れ・しみ抜きを無料で承っていますので、 是非ご利用くださいませ。
A 着物というと値段が高いイメージがありますが、リーズナブルな着物も自信を持って、沢山ご用意していますので、是非お気軽にお越しくださいませ。
Q15 着物をお手入れに持って行きたいけれど、着物をたためなくて…
A 皮脂汚れやシミは早めにお手入れするほうが良いです。脱いだ着物をそのままお持ちくださっても大丈夫です。
A 汚れがないか点検して、衣紋掛けで風通しの良い所で半日、湿気を取ってください。木綿(絞りの浴衣以外)・ウール・ポリエステル・麻は自宅で洗えます。
A 巷には色々なシミ抜き方法が言われていますが、綺麗に・安価で・早く元通りにするには、何も処置をせず、シミが付いた状態のままを保って、取次店ではなく、着物専門クリーニング店に依頼することです。
A 振袖を着ようと思われた時、最初に悩まれるのはこの事かと思います。しかし、「どちらがお得」という答えはありません。一般的には、振袖を3回着るのならば、レンタル一式(¥55000~¥110000)より、購入の方が、自分でコーディネイト出来る面や、着る時はいつも自分のサイズのお気に入りが着られるのでお得だといわれています。ほとんどの方が、前撮り撮影・成人式当日の2回は着ることになると思います、卒業式でも、振袖に袴姿というお嬢様も多くいらっしゃいますので、一式揃えられる方が多いです。ご購入後のお手入れについては、10年間お手入れ無料サービスがあり、保管については最新の安心保管方法(チッソパック)をご用意しています。しかし、その都度に違う色柄を着たいという方はレンタルをお選びになります。
A 成人式の思い出が、いっぱい詰まった大切な振袖、脱いでそのままタンスに入っていませんか?冬にお召しになったとはいえ、胴周りや脇は汗の跡で心配です、そのままにしておくと、次に着る時に出したら、カビや変色が、なんてことにもなりかねません。普段着ならば数時間ハンガーにかけて汗やシワをとるだけでもいいのですが、しばらく着る予定のない振袖などは、専門店にご相談されるほうが無難です。わずかなシミも見落とさず、ご購入時の状態のように綺麗にする「絹精洗」をお勧めします。
Q20 店舗併設工房で着物クリーニングと書いてありますが、何日でできますか?
A シミ抜きお急ぎの場合は、即日のお渡しですが、指示個所だけの処置となります。
着物クリーニングお急ぎの場合は、3日後のお渡しとなりますが、間紙仕上げは時間的に出来ない場合があります。なるべく日数に余裕をもってお申し付けください。
A ご使用後は柔らかい布で汚れや埃を除き、湿気を取ります、特に草履の底から水気を入れてしまった場合はシッカリ乾かします。湿気と紫外線による経年劣化が最も心配ですので、時々に風に当てることが、長持ちさせる一番の秘訣です。
Q22 着物を購入した時の、箱に入ったままの状態で保管しておいて大丈夫ですか?
A 段ボールやボール紙で作られた衣装箱は湿気を吸いやすく、カビや縮みの原因になります。着物の収納には桐のタンスや桐の衣装箱が適しています。桐にはミクロの小部屋がたくさんあり、外部の湿度が高くなると、桐の素材自体が膨張し隙間をふさぎ中に湿気を入れないという優れものなのです。
A 防虫剤は必ず生地にあったものを一種類だけ使ってください。違う種類の防虫剤を同時に使いますと、常温でも溶け出してしまい、衣類に付いてシミになります。また、金銀糸を使用した着物や帯は防虫剤で化学変化して光沢がなくなったりしますので、着物や帯の上に置かないように四隅に置きます。また、防虫剤が気化していくときには湿気に変わります、この特性を活かして、開きのタンスでは下の部分に乾燥材でこの湿気を取り除くのを忘れないことです。
A 最近の胴裏地は防カビ加工で黄ばむことが少なくなりましたが、お困りの方がまだまだ多くおられます。多少の黄ばみ部分は漂白処理で治りますが、広範囲ですと、解いて漂白や取り換えが必要です。タンスの古いたとう紙(着物が頻繁に着られていたころの住環境では、たとう紙の使用期限は10年とも20年とも言われていましたが、今の住環境では2年でしょう)は取り替えましょう。
Q25 一度着ただけなのにシワが取れなくなった、生地が悪いのでしょうか?
A 一般的に、帯下・紐下・後見頃のヒザ裏部分などは、「着付けシワ」や「座りシワ」が寄りやすくなります。こうしたシワは着用時の汗などにより吸湿した状態で長時間着用していることにより取れにくくなりますので、一概に生地が悪いとは言いきれません。
Q26 昔の着物を譲り受けました、私のサイズに仕立て直せますか?
A お仕立て直しできます。着物は、形はもちろんデザインも時代によって大きく変わることなく、昔の着物もとても素敵です。仕立てて長年経っている着物は、「洗い張り」をお勧めします。たいへんきれいに仕上がります。色やけや落ちなくなったシミも染色補正することで、目立たなくすることができます。着物の状態が良いときには、洗い張りをせずに、「ゆのし」のあと仕立て直しします。
着物の状態を拝見しながら、いろいろアドバイスを差し上げられますので、着物をお持ちになってご来店くださいませ。
A お直しお受けしています。お宮参り着が着られるのは3才位までです。袖直し・肩揚げ・腰揚げ・紐位置直し等を施しますので、日数的に余裕を持ってご来店ください。
Q28 着物を他で洗いに出したらシミが取れないで返ってきました。取れますか?
A シミにドライクリーニング時の熱が加わった場合は、取れにくくなっている場合もありますが、何とかなる場合が殆どです、水で拭いたりせずそのままでお持ち下さい。
Q29 気に入っている着物の八掛裾が、すり切れてしまいました。八掛だけ取り替え出来ますか?
A 仕立てたままで八掛全部取り替えます、(八掛交換価格¥18700)
※八掛を地味目に…派手目に…などお気軽にご相談ください。
※着物を解かずに取り替えるため格安です
※八掛の持ち込みも可能です、また、当店でご用意も致します。
Q30 着崩れしないための所作や、さりげなく直す方法を知りたいです。
A 着物で歩く時は、少し内股気味に歩幅を狭くすると着崩れしにくいです。また腕を肩よりも上にあげないことや、無理に上半身を回さないことも大切です。しかし、どんなに気をつけていても時間と共に崩れてくることはあります。
そんなときはこんな方法を覚えておきましょう
- 衿元が緩んだ
衿元の緩みを直すときは、身八つ口に手を入れて衿を引っ張ります。
それでも胸元に緩みがある場合は、最後に前側のおはしょりを下に引っ張ってください。
⒉裾が下がった
立った状態で身ごろの下がった部分をおはしょりの中に入れこんでください。
裾が下がったまま歩いて踏んでしまったら修復不可能になります
⒊おはしょりが大きく出てきた
おはしょりが大きく出すぎてしまうことは、よくあることです
そんなときは出すぎている部分を帯の下に入れこんでください。
縫い目を合わせ、シワにならないように丁寧に行うことです。
⒋帯が下がってきた
帯が下がってきたときは、タオルを折り畳んで帯の下に挟み込みましょう。そして帯締めを結び直します
何より、大切なことは修復不可能になるまでに、直すことです。
Q31 痛くない草履・歩きやすい草履は、どの様に探せばいいですか?やはり試し履きですか?
A 専門店は試し履きをお断りする店がほとんどです。着物通や草履通がたくさんお越しです、お一人お一人に丁寧に対応しています。試し履きで多少でも花緒の伸びた草履は他の方には販売できません。お好み・お足のサイズをみて、貴女が気に入った草履を、ご自分のお足に合わせて花緒調整してくれるものです。ですから、草履は履いているうちに馴染んでくるというものではなく、購入時点から歩き易いものです。当店も例外ではありません。
A 調整だけならば、花緒の状態にもよりますが10分~30分です。花緒の挿げ替え(取り替え)は翌日渡しが可能です。
Q33 「男紋」は家紋のことと聞きますが、「女紋」は何の紋ですか?
A 「女紋について」をご覧いただければ有難いです。
Q34 留袖に比翼(付け比翼)はあって当然ですか?無いとダメですか?
A 留袖や喪服といった礼服は、元々は着物の下に、白い着物をもう一枚着ていました。それは「下着」「下襲(したがさね)」と呼ばれて、この上着である着物に対して「下に着る」という意味になります。その下にさらに白い長襦袢も着ていました。時代を経て喪服については下着を重ねる風習は、不幸が重なると理由をつけて今は無くなりましたが、留袖の下着は「付け比翼」という簡略化した姿に変化して受け継がれています。(着る人は下着は重いし、かさばるから要らないと考えましたが、業者は何とか留袖の下着の風習は続けたい、との思いからこの形で、残したのだと思います)
余談ですが残せなかった例もあります。昭和40年代あたりに、呉服業界が「これからの結婚披露宴などは畳に正座のスタイルから、テーブルに着く機会が増えて、上半身に模様の無い従来の留袖だと着席したときに寂しい」という理由で、消費者セールなどで「胸に柄のある黒留袖」を作りました。たまたま新調や買い替え時期のお客様が、なるほどと思い購入されました。メーカーにとっては画期的な商品開発であったはずが、いつのまにか市場から完全に消えました。その時々の思いつきで企画する商品はいつの世も次々と出てきますが、お客様にとっては迷惑な話で、今となっては胸に柄のある留袖を着るには、勇気が必要です。ですから、その留袖は箪笥に入ったままです。(老舗店は、信頼の観点から流行の品や流行り柄は販売しないものです。また、当店では、この件でお困りの留袖を本来の留袖に戻す加工も承っています)
さて、本題の「付け比翼」ですが、下着の衿・袖・裾などを部分的に作ったものを、仕立上がった着物の裏に絎けつけて、一枚の着物でありながら、二枚着ているように見せるためのものです。その意味は、「晴れの場に来る為に、下着をもう一枚着て最高の正装で来ましたよ」と感じさせるためだけのもの、と言っても過言ではないでしょう。その意味では見栄のためのものとも言えます。
※ですから、当店は、あって当然とも、比翼が必ず必要とも思いません。
ただし、黒留袖・色留袖を着ていく場に、着物に対して「うるさ型」の人がいるかどうかでして、たとえ「うるさ型」の人がいても気にしないというのならば、思い切って取り外してしまえばいいわけでして、付いてないと格が落ちると言われようが、五っ紋の留袖であることには間違いないです。
ちなみに当店では、その「付け比翼」をさらに簡略化して、付け比翼よりもメリットが多く「うるさ型」の人がいても大丈夫という、「部分付け比翼」なるものを提案し続けています。それは、着付け学院講師も納得の仕上がりです。比翼衿と上前衽を残し下前衽を外し裾比翼を全て外す、さらには、袖の丸袖比翼又は袖口比翼と振口比翼を外すといった形です。
※メリットは、すごく大です。⓵裾が汚れにくい⓶軽くなって訪問着並みに着やすい⓷裾さばきが良くなり歩きやすい⓸留袖であっても訪問着同様のクリーニング代⓹畳むときに畳みシワが出来ない…メリットいっぱいです。⓺まだまだあります、留袖と下着の生地収縮率が違って裾から下着が出てくるというトラブルが無いなどなど。
※「部分付け比翼」のデメリットは、着物専門のクリーニング店が、訪問着並みの料金で洗い仕上げてくれるかどうか、その程度です。自家洗いのクリーニング店ならば、比翼の染み抜き洗いの手間が省けることを、承り時にその場で理解してくれると思います。
※当店では、お買い上げいただく黒留袖・色留袖のほとんどがこの「部分付け比翼」です。ほとんどというのは、お嫁入に持参される場合は、先方で「うるさ型」が心配ですからご希望により「一般的な付け比翼」に仕立てます。
※当店レンタル留袖も、全品「部分付け比翼」ですので、好評で必ずリピートされます。
※「付け比翼」から「部分付け比翼」への加工料は、6600円(税込)です。(令和2年2月)
晴れの日が、より佳き一日となりますよう、お手伝いさせていただきます。
是非ともお試しくださいませ。
Q35 自分でシミ抜きと洗いがしたいのですが、方法を教えてください。
A 着物の材質(絹かポリエステル繊維か不明か)と、付いた汚れの原因(ファンデーションか醤油か泥はねか不明かなどなど)いきなり処理するのは危険ですので、汚れと生地の分かる画像をメールで送ってください。よい処理方法をアドバイスさせていただけると思います。