草履ブログ

正しい草履の片付けとは?間違った保管方法では草履の劣化が早くなる!

草履の片付け方法とタイミングは?

草履でお出かけのあとの片付け方に注意が必要です。
片づけ方次第で、次回履くときに前回以上に気持ちよく履けるか、保存中に鼻緒をボロボロにしてしまうかが決まります。

草履は作られた時点で劣化が始まっているといわれます。合皮草履の場合は普段から使用している物に比べ、劣化が見た目にも顕著に表れます。
通気性に欠ける箱に入った草履は、経年劣化が鼻緒・周囲・底裏という順番に、弱りから破れへと広がり、何もしていないのに草履が劣化していきます。

一見、劣化していないように見えても、一度履いただけで鼻緒が切れてしまったり、生地が剥がれてしまったりしてお悩みの方からよくご相談を受けます。せっかく着物や和装小物の準備が整ったのに、弱った草履を見ると悩ましいですね。

着物や小物の準備と合わせて、草履の状態も事前にチェックしておきましょう。
草履は声を上げませんが、普段から気にかけてあげましょう。

それでは草履の片付け方法について解説していきます。

①草履の汚れ落とし

乾いた布で全体を拭いて汚れを落としていきます。

ただ、それだけではどうしても落ちない汚れがある場合には、クリーナーなどを使います。濡れた雑巾を使用する場合は、固く絞ってから拭いてください。

 

②草履底の乾燥

こちらは草履の断面図です。

湿気で芯縄(大切な鼻緒を固定する為の芯)が弱って切れると、芯縄を交換しなくてはならないようになります。
表面からは見えないですが、気を付けるべきは湿気です。

草履を履いて歩いた時は、青い矢印の部分(鼻緒の前後が土台に刺さっている場所の裏側)から水分が草履の中を上がっていきます。
草履の裏を開けると、草履の中は上の画像のようになっていますので、裏から入った湿気は、カビの元になり草履を干してもなかなか乾かずに、大切な鼻緒の芯(芯縄)まで弱めてしまいます。

雨の時や、濡れた所は歩かないのが良いですが、そんな日に履いてしまった時は乾かす為に、風通しの良いところで、陰干しで立てかけます。

③保管

保管時も、湿気と鼻緒の形に気をつけてください。
草履の裏に通気性がないとカビの原因になります。
下の画像のように、木切れの上に草履を乗せて保管すると、湿気予防に効果があります。

草履キーパーで鼻緒の形を保つのも良いでしょう。

草履はクツと違い左右の別がありません。
そのため、左右を替えて履くことで裏のゴムの片減りが防止できます。

歩くと鼻緒は足の形に合わせて左右の伸び方が変わってきます。具体的には、小指側に比べて親指側が少し伸びてあなたの足にフィットします。
しかしながら、左右履き替えると伸びなくてもよいところまで伸びてしまうというデメリットもあります。これは合皮も本革も同じことがいえます。

ちなみに、かかとのゴムは経年劣化すると固くなって歩きにくいです。
ゴムの交換は簡単ですのでチャレンジしてみてください。草履のかかと修理キットは300円ほどでホームセンターなどで販売されています。 

もし、草履の保管方法でのお悩み、鼻緒の調整・かかと補修・生地補修・その他草履修理などでお悩みの際には、お問い合わせくださいませ。

あなた様の毎日が楽しい着物ライフになりますように。

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